時代を超えて蘇る伝統の郷土菓子、「からからせんべい」の謎に迫る

出羽の雄大な山々と荒々しい日本海にはさまれた庄内平野。

その地にて庄内地方の伝統菓子「からからせんべい」を創る宇佐美煎餅さんに、

本日はお話を伺ってきました。

1.江戸時代から続く郷土菓子「からからせんべい」

からからせんべいは、江戸時代に庄内地方で作られ始めた駄菓子の一つ。

江戸時代からの文化であるからからせんべいを山形の名物にしようという動きから、せんべい店を営んでいた宇佐美さんのお祖母さんが始められたそうです。

当初は縁起がいいとされた、高級品である貝殻等を入れてましたが、今現在は、民芸品を入れています。

その数なんと150種類!

うち10数種類は宇佐美煎餅さんの手作りの民芸品だそうです。

━━どうやって民芸品を入れているんでしょうか?

一つ一つ手作業でせんべいを作っており、焼きたての熱い煎餅を手作業で三角の形に整えていきます。

特に形の大きいおもちゃを入れるのは至難の業で、そうしたものも、菓子作り何十年という職人が一つ一つ作っています。

━━変わり物のおもちゃも?

民芸品は日本の歴史や文化を感じられるものとして、外国人に非常に人気が高まっており、外国の知人へのお土産にとして買っていくお客様もいます。

しかし、時代の変化もあり、中に入れるおもちゃも大きく様変わりしました。

そうした中、山形の水族館とのコラボレーションで開発した、海の仲間のおもちゃ入りのもの。消しゴムなど小さなおもちゃの入ったものなど、多くの商品が生まれています。

そして中には、おもちゃを持参してくるお客様もいらっしゃいます。

結婚式の贈り物などにも使われています。

2.これからの「からからせんべい」は?

山形の郷土菓子ながら、山形内での知名度が未だ課題のようでした。

「まずは、山形=からからせんべいというイメージを生み出したい。そして、開けて楽しい、送って嬉しいお菓子として、郷土の文化を絶やすことなく、未来へ受け継いでいかないといけない」

そうした熱い想いで一つ一つ作られた「からからせんべい」。

是非、お楽しみください。

宇佐美煎餅
所在地 山形県鶴岡市錦町10-10
TEL 0235-22-0187
HP https://karakara.co.jp/